代表挨拶

代表理事

柚木幸子

オカヤマビューティサミットという名前をきいて、「どんな団体？」と思う方も多いと思います。

2015年の立ち上げ当初は、「女性が笑顔に」になれることで、家庭も社会も笑顔になるのではないか？と考え、美容や健康関係の事業者とイベント事業を年1回開催しておりました。

美容や健康を通じて外面を美しくすることで心豊かに余裕が生まれます。

そうすることで、「他人にも優しくなれ家庭も社会も笑顔のサイクルが生まれてくる。」と感じていました。今でも使命としてお伝えしている「女性が笑顔に。子供が笑顔に。社会が笑顔に」は設立当初より変わっていません。

現在の活動にいたるまでのことを、私自身の体験を踏まえて簡単に紹介します。

両親の離婚

5歳の時両親の離婚により親元を離れて生活がスタート

ヤングケアラー時代

両親の離婚と父親が身体障碍者になったことで10歳で父の介護が始まりました。

17歳で出産

私は17歳で子供を産み育てるのですが、その後離婚・再婚・離婚を経験している。私自身DVサバイバーであり、ひとり親経験者でもあります。

29歳でエステサロン開業

個人事業主からスタート。店舗拡張を経て41歳の時挫折し、ふと感じた「生きる」ということ

私が子供の貧困問題解決や困難を抱える方の支援に「仕事」にこだわる理由として「あるふたり」の発した言葉があります。

働くことは生きることと教えてくれた二人

障害を持ちながら「働きたい。もう俺は用なしだ！」と苦しい背中を見せた父親

「こんな年でも働ける事は誰かに必要とされる証拠」と言った元夫の祖母

「働くことは生きること」

お金ではなく誰かに、社会に、必要とされることが生きること

今では二人の言っている意味が分かります。

これから

高校入試に合格しても入学しない選択をし、働く道に進むような不器用な私。

それでも今、50歳。こうして笑顔になれるのは誰かが支えてくれ生きてこられたからこそです。

今では24時間の複合的相談で様々な相談に乗り、支援策や活動や支援団体へつなぎ、相談者の方の未来を形成していくお手伝い。

DVなどにより緊急保護で民間シェルター運営。ひとり親家庭・困窮世帯への美容技術取得就労支援。チャリティエステサロン運営など活動は多岐にわたり、皆様がオカヤマビューティサミットを必要としてくださることに感謝しています。

今振り返れば産まれてから、誰かがいつも気にかけてくれ、寄り添ってくれ、仕事でも必要とされ、私に生きる力、自立する力を与えてくれてた方々への恩送りかもしれないと思う今日この頃です。

どんなに苦しい時もただ一つ言えることは

「独りじゃない。いつだってだれだって未来は創れる！」

ということ。

10年後。あの時頑張ってよかったなって思っていただけるよう私たちも一緒に未来を創ります。